2004年台湾総統選挙(4)
（「選挙がおわったので台湾小吃」という方はこちらへ） 投票日翌朝、テレビは「連宋配」の支援者が高雄や台中でデモを繰り広げたり検察に押しかけたり、台北で連戦・宋楚瑜が前日に選挙無効の訴えを起こすと表明し、支持者が旗やボンベつきラッパで熱狂的に応えている様子を伝えていた。あと、再集計になったら、ということで、2000年のアメリカ大統領選挙時の再集計の様子が写っていた。 そんなこともあったなぁと思いつつ、台北を離れるまで時間があるので、10時過ぎに総統府前へ。「2・28公園」の前から車両通行止めになっており、中正紀念堂や国家図書館の前まで歩行者天国のようになっていた。台北では総統府から国民党本部へ抜ける道路があり、両者はこの数百メートルの道路を隔てて向かい合って建っているのであるが、その道路の半分くらいはバリケードと警備（日本だと機動隊か）で塞がれており、残り半分のそのまた半分くらいが座り込みをしていたであろう人で埋まっていた。たぶん群衆はこれから増えていくのかもしれないが、今のところは意外に少なかった。一昨日の集会予定地だった中正紀念堂でも何も起こっていなかった。 というわけで、放送大学教養学部時代の師匠に倣って、「カメラは真実を伝えない」という試みをやってみた。 それはさておき、集まった人たちは「阿扁下台（阿扁＝陳水扁やめろ）」コールを繰り返し絶叫していた。選挙前日の「陳呂配」の集会崩れの熱気といい、日本では見られない光景である。 （今日はここまで。残りはあとで・・・ ↓の写真も追加したのでご覧ください。2004年3月21日） 選挙の写真はこちら |